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DNP、バッテリーシェアと連動したデジタルサイネージ。スキー場に設置

大日本印刷(DNP)とINFORICH、スラットナー・アジアは共同で、モバイルバッテリーを貸し出すモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」とデジタルサイネージを連動させた広告サービスを、全国10カ所のスキー場で、5日より開始した。

デジタルサイネージ導入イメージ

バッテリーの消耗が早い寒冷地でのスマホ利用者のバッテリーニーズと、広告主の確実に広告を届けたいというニーズの両立を図るという。

設置されるスキー場は、さっぽろばんけいスキー場(北海道札幌市)、安比高原スキー場(岩手県八幡平市)、蔵王温泉スキー場(山形県山形市)、舞子スノーリゾート(新潟県南魚沼市)、たんばらスキーパーク(群馬県沼田市)、パルコールつま恋スキーリゾート(群馬県嬬恋村)、エイブル白馬五竜(長野県白馬村)、野沢温泉スキー場(長野県野沢温泉村)、ブランシュたかやまスキーリゾート(長野県長和町)、スキージャム勝山(福井県勝山市)の10カ所。

利用頻度の高い休憩所やレストランなどにデジタルサイネージとバッテリースタンドを設置。それにより、バッテリーを借りる手続きを行なう間、デジタルサイネージに流れる広告を見る機会が生まれるとしている。

コンテンツ配信には、DNPの「DNPサイネージ配信管理システムSmartSignage」を使用。ゲレンデ情報やイベント情報など、スキーヤーに有益な情報も配信される。

DNP、INFORICH、スラットナーは今後、スキー場の利用者をターゲットにした企業に本サービスを提供するとともに、他のスキー場への「ChargeSPOT」の設置を進めるとしている。また、DNPとインフォリッチは、スマホユーザーがよく利用する大学や商業施設、観光地向けに本サービスを展開し、2021年までに300面の展開を目指す。

「ChargeSPOT」の利用料金は、1時間150円で、48時間以内は300円。48時間を超えた場合は2280円で、バッテリーの返却が不要になる。

利用方法は、アプリでバッテリースタンドに表示されているQRコードを読み取り、スロットから出てくるモバイルバッテリーを取り出して借りる。返却時は最寄りのスタンドの空きスロットにモバイルバッテリーを差し込むことで完了する。

バッテリーの容量は5,000mAh。対応規格はライトニングケーブル、マイクロ USB、USB TypeC。

バッテリー裏面